寒い日が続きますが、暦の上では春。
寒さと暖かさを繰り返して春に近づいてきます。しかし連日寒いですね!
今日は2月22日で「猫の日」などともいわれますが、
猫もこたつで丸くなっています。
さて、今月のコラムは、大切な建物の外壁を長持ちさせるために、
外壁の塗り替えに最適な時期やポイントをお伝えします。
■塗り替えに最適な季節は?
条件が整えば塗り替えは年中可能です。
季節的には雨が少なく、塗料が乾きやすい「春」「秋」がお勧めです。
・3月~5月 降水量が少なく、養生で窓を閉め切っても過ごしやすい。
・6月~8月 梅雨時期でも、雨が降っていなければ塗装ができる。湿度が85%を超えなければ、塗装可能。
・9月~11月 降水量が少なく、養生で窓を閉め切っても過ごしやすい
・12月~2月 霜や積雪に注意が必要。春に向けての外壁塗装の検討・準備に最適。
また、外壁の塗り替え時期(サイクル)はおおよそ8~15年に一度の頻度で塗装が必要と言われています。
外壁の塗り替え時期は、立地条件や環境によって違いがありますが、
外壁は24時間365日休むことなく、紫外線や雨、風、砂埃などによってダメージを受けていますので、
10年に一度を目安にメンテナンスを行いましょう。
大きな変化はわかりにくくても、細かい変化は少しずつ表れています。
気になるポイントを見ていきましょう。
気になる外壁のセルフチェック
◎外壁の色あせ
日によく当たる場所等は紫外線の影響によって塗膜が変色し、色あせが起こります。
色あせを放置すると塗膜の防水性が低下し、建物内に水の侵入を許してしまう可能性があります。
◎外壁のコケ
塗膜の防汚性能が落ちるとコケが生える場合があります。
見た目もあまりよくありませんし、外壁がカビの培養先になってしまうと変色の再発を繰り返してしまいます。
◎外壁に白い粉が出ている
紫外線や熱、水分、風などにより、塗膜の成分が劣化すると白亜化が起こり、顔料の白い粉が露出する場合があります。
これはチョーキング現象と呼ばれ、外壁を指でなぞると手に白い粉が着くことがあります。
様々な外的要因によって、塗料の合成樹脂が劣化して分解されるとこの現象が現れることがあります。
◎外壁の継ぎ目が裂けている
サイディングの継ぎ目の充填剤が硬化すると、亀裂などが生じます。
雨漏りの原因や湿気の侵入にも繋がってしまいます。
◎外壁にヒビが入っている
この現象は、クラックと言って、外壁にヒビや亀裂が入る現象をさします。
乾燥や経年劣化、地震などの揺れで生じることがあります。
放置すると雨水などの侵入により劣化が進んでしまいます。
いかがでしたか?気になるところはありましたか?
どのような現象も、放置すると劣化や水の侵入の原因になってしまいます。