「和室がなんか古い」「来客前に整えたい」「でも大工工事までは大げさかも」
そのような時は ふすま交換(張り替え)がすすめです。
ふすまは“面積が大きい建具”なので、ここが変わるだけで部屋の印象がガラッと変わります。
しかも壁や床を全部触るより、工期も費用も抑えやすい。
この記事では、ふすま交換でどこまで雰囲気が変わるのかを、選べるリフォームの選択肢(張り替え/新調/洋風化など)と、費用相場をセットでまとめます。
ふすま交換だけで部屋が変わる理由
ふすまは、部屋の中で「視界に入る面積」がかなり大きいパーツです。
床や壁の色味は固定でも、ふすまの色・柄・質感が変わると、
●部屋の“明るさ”
●生活感の出方
●和室っぽさ/洋室っぽさ
●清潔感
が一気に変わります。
逆に言うと、ふすまが黄ばんでいたり、破れていたり、柄が古いと、部屋全体が古く見えやすいです。
ふすまリフォームの選択肢は大きく3つ
ふすまの工事は大きく分けると、以下の3パターンです。
あなたの目的(安く済ませたい/雰囲気を変えたい/長持ちさせたい)で選び分けできます。
1)張り替え(いちばん一般的・コスパ良い)
今あるふすまの骨組みはそのままに、表面の紙(ふすま紙)を貼り替える方法。
「見た目を整える」ならこれで十分なことが多いです。
向いているケース
●ふすまの反りや破損が少ない
●できるだけ費用を抑えたい
●柄や色だけ変えて印象を変えたい
2)ふすま新調(フレームごと交換)
骨組みが傷んでいる、反って閉まりにくい、穴が空いている…などの場合は新調が安心です。
「見た目+使い勝手」をまとめてリセットできます。
向いているケース
●開け閉めが重い/ガタつく
●反りがある、建付けが悪い
●何度も貼り替えていて限界
3)洋風化(ふすま→引き戸・建具に近づける)
「和室っぽさを減らしたい」場合に人気。
ふすま紙ではなく、木目調・マットカラーなど“建具っぽい表情”に寄せていきます。
向いているケース
●和室を寝室や書斎にしたい
●リビング横の和室を“洋室寄り”に整えたい
●賃貸ではなく持ち家で、雰囲気をガラッと変えたい

ふすま交換の費用相場(工事別)
ここはざっくりの相場感です。サイズ(丈長/天袋)、枚数、グレードで上下します。
■張り替えの費用相場
●標準タイプ(ベーシック):1枚 3,000〜8,000円前後
●上位グレード(質感・機能あり):1枚 8,000〜15,000円前後
●高級仕様(織物風・デザイン性高い):1枚 15,000円〜
※天袋(小さいふすま)はもう少し安くなることが多いです。
※出張費が別でかかるケースもあります。
■新調の費用相場(ふすま本体ごと)
●標準:1枚 12,000〜25,000円前後
●しっかり仕様:1枚 25,000〜40,000円前後
●デザイン建具寄り:1枚 40,000円〜
「張り替えより高い」けど、反りやガタつきの不満をまとめて解消できます。
■洋風化の費用相場(建具っぽく見せる)
●ふすま紙で洋風柄に:張り替えと同程度
●表面材を変えて“板戸風”に:1枚 20,000〜50,000円前後
●引き戸・建具交換+枠調整あり:1箇所 6万〜15万円前後
洋風化は「どこまでやるか」で幅が大きいです。
“見た目だけ寄せる”なら安く、枠やレールまで触るとしっかり費用が出ます。
ふすま交換で部屋はここまで変わる:目的別おすすめパターン
「どれを選べばいいか分からない」人向けに、目的→選択肢→仕上がりのイメージをまとめます。
■とにかく清潔感を出したい(来客前・売却前にも)
●おすすめ:張り替え(白〜アイボリー)
●ポイント:柄は控えめ、無地寄りにすると一気に今っぽくなります
■和室っぽさを残しつつ、古さだけ消したい
●おすすめ:和紙調・織物調の張り替え
●ポイント:真っ白より、少し生成りにすると落ち着いて見えます
■部屋を広く見せたい・暗さを減らしたい
●おすすめ:明るめ無地+縁(ふすまの枠)も整える
●ポイント:縁が黒ずんでいると古く見えやすいので、ここも一緒に見直すと完成度が上がります
■洋室とつながる和室を、違和感なくしたい
●おすすめ:木目調・グレージュ系の“洋風寄せ”
●ポイント:床や壁紙と色を合わせると、ふすまだけ浮かない
■子ども部屋にしたい(汚れ・破れが心配)
●おすすめ:丈夫な素材(強化紙・汚れに強いタイプ)
●ポイント:落書きや手垢の対策は“素材選び”で差が出ます

費用が増えやすいポイント(見積もり前に知っておくと安心)
ふすまは比較的シンプルな工事ですが、ここで費用差が出ます。
■枚数が多い・天袋がある
1枚単価が小さくても、枚数が増えると合計が上がります。
押入れ、間仕切り、天袋の構成も確認しましょう。
■サイズが特殊(丈長・幅広)
既製サイズより大きいと、材料費・手間が増えます。
■下地が傷んでいる(穴・反り・湿気)
張り替えでは綺麗に仕上がらない場合があり、新調が必要になることもあります。
■引き手・縁(ふち)・戸車の交換
見た目を今っぽくしたいなら、引き手を替えるだけでも効果大。
ただし追加費用になりやすいので、最初に希望を伝えるとスムーズです。
失敗しない選び方:見た目を「今っぽく」するコツ
■柄は“主張しない”ほうが長く飽きない
昔の和柄は存在感が強く、部屋を古く見せやすいことがあります。
迷ったら 無地・織物調・和紙調 が安全です。
■色は「白」より「生成り」「グレージュ」が強い
真っ白は清潔感が出る反面、照明によっては冷たく見えることも。
今っぽいのは 生成り・薄いグレー・グレージュ あたりです。
■洋室と繋がるなら“木部”の色を合わせる
ふすまだけ木目にしても、巾木や建具の色とズレると浮きます。
「床」「ドア」「窓枠」の色に寄せると整います。
■引き手を替えると、一気に“リフォームした感”が出る
ふすま紙を替えても引き手が古いと、印象が戻ります。
小さなパーツだけど、視線が行くので効果大です。

ふすま交換と一緒に検討したい“ついでリフォーム”
ふすまだけでも変わりますが、予算が少しあるなら組み合わせると満足度が上がりやすいです。
■畳の表替え
ふすまと畳をセットで変えると「部屋まるごと変わった感」が出ます。
■壁紙(クロス)を一面だけ変える
アクセントクロス×無地ふすまで、かなり今っぽくなります。
■押入れをクローゼットっぽく見せる
ふすまを洋風化すると、押入れの“和感”も自然に薄れます。
よくある質問(FAQ)
Q.ふすまは交換と張り替え、どっちがいい?
A.基本は張り替えでOKです。ただ、反り・破損・建付け不良があるなら新調が安心です。
Q.工事はどれくらい時間がかかる?
A.張り替えは枚数によりますが、引き取り〜納品まで数日〜1週間程度が目安です。
その場で作業する場合もありますが、仕上がり重視なら工房作業のほうが安定します。
Q.自分で貼るのはアリ?
DIYもできますが、シワ・たるみ・端部の処理で差が出ます。
来客前や仕上がり重視ならプロ依頼がおすすめです。
まとめ
ふすま交換(張り替え)は、和室リフォームの中でも 費用を抑えながら効果が大きい 施策です。
相場感としては、張り替えなら 1枚数千円〜 から選べ、状態が悪い場合は新調や洋風化で“使い勝手と雰囲気”をまとめて変えられます。
「部屋をどう見せたいか(清潔感/今っぽさ/洋風寄せ)」を決めて、
ふすま紙の色・質感+引き手の見直しまでやると、少ない工事でも驚くほど印象が変わります。